【英国】ブラックフライデー詐欺、4人に1人被害 激安品に注意

英国の消費者団体Which?は11月22日、1週間誤に迫ったブラックフライデーを悪用した詐欺に注意を呼びかけた。偽の通販サイトに誘導して金銭やクレジットカード情報などをだまし取る手口。若者の4人に1人が被害に遭っており、「激安品に飛びつかず、安全なサイトかどうかを必ず確認を」と呼びかけている。

金融世界大手バークレイズが実施した2000人を対象とした調査によると、18歳から34歳までの4人に1人が過去5年間にブラックフライデー詐欺の被害に遭っていた。被害額は平均661ポンド(約9万2500円)で、きっかけとなった商品はヘッドフォン、ノートパソコン、スマートフォン、タブレット、テレビなど。被害の10件に1件は2000ポンド以上をだまし取られたケースだった。

ブラックフライデーはネット通販にとって最大の商戦期。消費者も目当ての品を誰よりも早く、安く、確実に購入するかを競うことになり、詐欺師にとって付け入る隙が多い環境になっているという。

Which?は「信頼できるサイトを利用し、URLに不審な点がないかを必ず確認してほしい」と呼びかけた。偽サイトに誘導されて激安品を急いで購入してしまうと、商品が届かない可能性が高いという。

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