PFAS評価案めぐる食安委セミナー 発がん、生殖など懸念の声🔒

◎3月7日までパブコメ、意見提出呼びかけ

現在、パブリックコメント中の「PFAS(有機フッ素化合物)の食品健康影響評価(案)」について、食品安全委員会は2月22日、オンラインセミナーを開催した。質疑応答では「指標値が緩すぎる」「胎児や子どもへの影響が心配」など懸念の声が多数寄せられ、専門家らが予定時間を大幅に超えて回答した。案を取りまとめたPFASワーキンググループの姫野誠一郎座長は消費者に向けて「日本人の食事からのPFOS・PFOAの摂取量は低い状況で、著しい健康影響が生じる状況にない」とし、バランスの取れた食生活を心がけるよう呼びかけた。

姫野誠一郎座長

参加者の質問に回答する姫野座長。食品安全委員会ホームページには当日の講演部分の動画が公開されている(写真はオンライン画面)

食安委が評価したのはPFASのうちPFOS、PFOA、PFHxSの3つの化合物。国内外の文献をもとに評価を試み、TDI(耐容一日摂取量)としてPFOS、PFOAともに体重1キログラム当たり20ナノグラムを提案。PFHxSについては「現時点では算出が困難」として設定を見送った。

これに対し、欧米の評価機関は設定した基準値の段階的な引き下げに取り組んでいる。米EPAは参照用量として……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」3月1日号より一部転載)

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