消費者事故調 AI時代に対応、活動新展開へ 中川丈久さん🔒

消費者安全調査委員会委員長・神戸大学大学院法学研究科教授、中川丈久さん
◎委員連携重視、新タイプの事故にも積極対応

「筋肉質で柔軟、躍動感あふれる行動力、そして高い専門性と広い知見、このような方々に委員として結集していただいています。当委員会のこの特徴を活かし、委員全員で力を合わせた取り組みを推進していければと思います」

消費者安全調査委員会中川丈久委員長

10月から第7期の活動をスタートさせた消費者安全調査委員会(消費者事故調)。10月10日、その新委員長互選の場で、委員からの推薦を受け全会一致で再任されたのが中川丈久さんだ。2018年の第4期から委員長を務め今期で7年目。発足13年目に入った消費者事故調にあって、その半分が委員長という重責。第1期・2期は委員参加だったので、消費者事故調のほぼ全過程を通し、安全施策の検討を担ってきた。

再任後の記者会見で中川さんは「初代委員長で“失敗学のすすめ”を提唱された畑村洋太郎さんの“畑村イズム”に多くの触発を受けました。事故発生の複合的・構造的背景、リスクの捉え方、避けられないヒューマンエラー、熟慮すべきリスク回避と再発防止策の視点など、委員会ではいつも熱い議論が展開されてきました。その委員会の熱意は現在へと続いている。検討成果を事故の再発防止へとつなげていくこと……(以下続く)

(本紙11月1日号「消費者問題はいま―提言」より一部転載)

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