全相協「健康食品110番」に350件超 シンポジウムで報告🔒

◎「サプリメント形状食品の規制必要」との意見も

全国消費生活相談員協会(全相協)は11月15日、秋期公開シンポジウムを開き、主に「機能性表示食品」をテーマにそれらを取り巻く課題を検証した。当日は全相協が9月に実施した電話相談110番「健康食品うそほんと?」の集計結果が報告され、安全問題に加え、表示や定期購入商法などトラブルの多い機能性表示食品について改善策を話し合った。

全相協公開シンポジウム

全相協が公開シンポジウム「機能性表示食品と健康食品」を開催。健康食品を巡る様々な問題について改善策を議論した(11月15非)

全相協の松本恒雄会長は、小林製薬サプリ事故の発覚以降、機能性表示食品のあり方をめぐっては重大な消費者問題として位置づけられ、「安全」だけでなく「表示」「取引」のすべてにわたって問題化していることから今回のシンポジウムテーマとして急きょ設定した、と報告した。全相協は、110番に寄せられた苦情相談事例を精査し、関係機関に対する改善策を盛り込んだ報告書を来年1月に提示する予定としている。

シンポジウムでは小林製薬の紅麹サプリメント事故を契機に、消費者庁、厚生労働省が取り組んだ機能性表示食品制度の改善策について……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」12月1日号より一部転載)

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