【米国】バーモント州、除草剤「パラコート」を禁止に 全米初
- 2026/6/5
- 海外
米国バーモント州のフィル・スコット知事は5月26日、除草剤パラコートの使用と販売を禁止する法案に署名した。全米で初の取り組みとなる。新法は今年11月1日に施行され、特別許可による例外を含め2030年末までに全面禁止となる。これを受け、非営利団体のU.S.PIRGは「国民の健康を守るための歴史的な一歩だ」と歓迎した。
パラコートはすでに70カ国以上で使用が禁じられている除草剤だが、米国では数十年にわたり広く使用されている除草剤の一つとなっている。強毒性で、少量を飲み込むだけで死亡する恐れがあり、解毒剤も存在しない。さらに2024年にUCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)が発表した研究では、散布地点から500メートル以内に住む住民がパーキンソン病を発症するリスクが2倍以上になる可能性が示された。
バーモント州の新法は、パーキンソン病との関連性を懸念する州議会議員らが支持したもの。果樹園、ベリー類、その他の小果実作物への使用については、州規制当局が2030年12月31日まで特別許可を発行できる条項が含まれている。
バーモント州の決定を受け、ペンシルベニア州でも禁止法案(HB1135)が提出されており、PIRGは「バーモント州がこの問題で勇敢にも先陣を切った今、他の州もこの勢いを維持する必要がある」と呼び掛け、法案成立に向けた署名運動を展開している。























