【豪州】ビアゴーゴーの不当表示認定 「公式」表示は誤解招く

ACCC(オーストラリア競争・消費者委員会)は4月18日、連邦裁判所がチケット転売サイトの世界大手「Viagogo(ビアゴーゴー) AG」(本社・スイス)の不当表示を認定したと発表した。

ACCCによると、同社はチケットを販売する際、「残り(枚数)1%未満」などと表示。自社サイトにおける残数であること開示せずに、購入をせかすなどしていた。また、転売サイトなのに検索エンジン広告で「公式(オフィシャル)」と表示し、正規の公式サイトであるかのような表示をしていた。

連邦裁判所はこうした表示について、消費者法に違反すると認定。また、連邦裁判所は、同社が2017年5月1日から6月26日の約2カ月間、追加料金を含まない販売価格を広告に載せて消費者を誘引していたことも違法だと認定した。実際の代金には、ほとんどのケースで27.6%の予約料が上乗されたという。

ACCCは2017年8月に消費者法違反で同社を連邦裁判所に提訴し、今回の判決に至った。ACCCには消費者から473件(17年1月~同8月)の情報提供が寄せられたという。

ACCCのロッド・シムズ委員長は、すべての企業に向けて「本日の連邦裁判所の判決は、追加料金がある場合は消費者にそれを事前に開示しなければならないということを思い知らすものだ」と警告。消費者に向けては「音楽やスポーツイベントのチケットは正規ルートで購入してほしい。転売チケットを購入すると会場の入り口で拒否されるおそれもある」と呼びかけた。

連邦裁判所は後日、同社に罰則と命令を言い渡す。

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