東京都相談件数、11年ぶり13万件台 「定期購入」依然増加

東京都に寄せられた2018年度消費生活相談件数(都と区市町村)は、対前年度比17.6%増の13万9215件となり、11年ぶりに13万件を超えた。高齢者を中心に架空請求ハガキに関する相談が激増し、全体を押し上げた。副業や投資に関連する情報商材のトラブルが4年前の5倍に増えたほか、お試しのつもりで申し込んだ健康食品や化粧品が、実際は複数回購入しなければならない「定期購入」だったという相談が依然として増加傾向にあった。

都消費生活総合センターによると、高齢者(60歳以上)の相談が前年度比1.5倍の5万6073件に急増し、全体を押し上げた。「架空請求ハガキが全国的に横行しており、身近な窓口である区市町村に情報提供の意味合いを含めた相談が多く寄せられた」(相談課)という。

また、「簡単な作業で月に数百万円稼げる」などとうたった情報商材に関連した相談が1304件寄せられ、4年前の5倍になるなどトラブルが急増。近年はSNSをきっかけとした事例が増えていた。

インターネット通販などでの健康食品や化粧品の定期購入に関する相談も引き続き増加。18年度は前年度比14.4%増の2982件となり、4年前の10倍となった。18年度は化粧品に関する相談が1228件と前年度と比べて1.8倍に大きく増加し、一方で化粧品は1722件(前年度1748件)とわずかに減少した。相談課は「定期購入になることを見落とすなど、表示をよく確認しなかったという事例も目立った」としている。

都は今後、詳細な分析を加えた消費生活相談年報をとりまとめ、公表する方針だ。

関連記事

消費者運動年鑑2019

ニッポン消費者新聞最新号

新着記事

  1. 鍋の取っ手は内側に
    米消費者情報誌コンシューマーリポートが、台所での火事ややけどの事故を防ぐポイントを伝授。その6か条と...
  2. インターネット
    インターネット接続の契約終了時、常に業者やプランを変更している人は5人に1人にとどまることが、英国の...
  3. 米運輸省の道路交通安全局(NHTSA)が1979年に開始した自動車アセスメントプログラムが今年で40...
  4. ペットボトル協働回収
    全国清涼飲料連合会(全清飲)は11月の1カ月間、自販機横に設置している「空容器リサイクルボックス」の...
  5. 地方消費者行政調査結果
    消費者庁は10月17日、「令和元年度地方消費者行政の現況」についての調査結果を発表。地方の消費者行政...

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6...
  2. チーズフェスタ2018

    2018-11-12

    「チーズフェスタ2018」に7700人 多彩なチーズレシピ

    11月10日(土)と11日(日)の両日、チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は、渋谷区・恵比寿の...
  3. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2018-11-2

    国際葬儀連盟会長に就任 全日本葬祭業協同組合連合会

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連・石井時明会長)は10月25日に熊本市で全国大会を開き、同連合会副...
  4. 引越安心マークのトラック

    2018-3-6

    「安全・安心」な引越を 「引越安心マーク」制度導入4年目に

    全日本トラック協会、信頼マークとして提示 「引越安心マーク」をご存知だろうか。厳しい基準をクリアー...
  5. チーズフェスタ2017

    2017-11-13

    チーズフェスタに約7千人参加、チー1グランプリも発表

    11月11日と12日の両日、都内で開催されたチーズの祭典「チーズフェスタ」に2日間で延べ7千人を超え...
ページ上部へ戻る