代引きを悪用、送り付け詐欺にご注意 愛知県で相談増加

注文していない商品が突然、代引きで届くというトラブルが増加しているとして愛知県は9月20日、送り付け詐欺に注意を呼びかけた。代金を支払ってしまった場合、取り戻すのは非常に困難となるため、心当たりがなければ「受取拒否」をするようアドバイスしている。

県民生活課によると、今年8月までの直近1年間に93件の相談が寄せられた。前年同期の相談件数は36件で、約2.6倍に増えていた。届いた商品はおもちゃやスポーツ用品、食品など様々。自分以外の家族が注文したと勘違いして、代金を支払ってしまった事例も発生していた。

発送元の事業者と連絡が取れない場合もあり、代金を支払ってしまうと取り戻すことは難しい。県は誰も注文していないことが明確であれば「受取拒否」(荷物を受け取らない)を、家族宛てで受け取るべきか判断できない場合はドライバーに事情を話して「受取保留」(荷物を一旦持ち帰ってもらう)をするよう呼びかけている。

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