情報公開クリアリングハウス、7日に20周年記念シンポ開催

NPO法人情報公開クリアリングハウス(三木由希子理事長)は12月7日、創立20周年を記念したシンポジウムを開く。テーマは「私たちの社会と政治をつなぐ 情報公開のこれまで、いま、これから」。会場は、専修大学神田キャンパス7号館731教室。午後15時から18時まで。

情報公開クリアリングハウスは情報公開法が成立した1999年に発足。前身は80年にスタートした「情報公開法を求める市民運動」。今年度はクリアリングハウス20周年と同時に、「市民運動」40周年、情報公開法制定20周年、さらに、公文書管理法制定が2009年だったことを加えると、公管法10周年にあたるという節目の年。

情報公開クリアリングハウス理事長の三木由希子さんは「少し立ち止まり、これまでの棚卸しをしつつ、情報公開や公文書管理を取り巻く課題や可能性を展望する機会となれば」と参加を呼びかけている。

シンポジウムは三部構成。第一部では「情報公開制度をつくる、使う、育てる活動を振り返る」をテーマに、弁護士の秋山幹男さん、三宅弘さん、森田明さん、それにクリアリングハウス理事の奥津茂樹さんが参加する。

第二部は「ローカルだけどグローバルな問題、ローカルだけどソーシャルな問題」と題し、河村雅美さん(The Informed-Public Project)、島明美さん(福島県伊達市住民)、橋本杉子さん(守口・情報公開を学ぶ会)が参加し取り組みを報告する。

第三部のパネルディスカッションでは「政府は私たちの政府になれるのか?情報公開クリアリングハウスのこれからのチャレンジ」をテーマにそれぞれ参加者らの意見交流が予定されている。進行は同クリアリングハウス理事長・三木由希子さん。

当日の資料代は記念誌代を含めて2500円(会員は1000円)。当日参加も可能。資料準備の都合があるのでなるべく事前の申込みを。申込方法は情報公開クリアリングハウスホームページ参照。なお記念シンポジウム終了後、18時30分から記念パーティも開催される。

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