添加物表示、「人工」「合成」の用語削除に賛成 全国消団連

全国消費者団体連絡会(全国消団連)は5月13日、食品表示基準で定める添加物表示に使われる「人工」と「合成」の用語を削除する改正案について、賛成する意見を提出したと発表した。

全国消団連は賛成した理由について、「天然・自然のものは安全で、化学合成された添加物は危険という誤認を消費者に与える可能性が指摘されている」と強調。

また、食品添加物の規制やリスク評価が、天然と合成を区別せずに行われていることについて触れ、「(このことが)正しく伝わらず、結果として食品添加物そのものに対する誤認に結びついている」などと指摘。人工と合成の用語を削除することは妥当だとした。

消費者庁は4月17日から改正案についてのパブリックコメント(意見募集)を開始。全国消団連は理事会回議で意見を取りまとめ、5月11日に提出したという。パブコメの締め切りは5月16日。

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 厚生労働省
    2022年に国内で確認された食中毒発生件数は961件で、前年比244件増加したことが3月23日、厚生c
  2. NITE上げ下げ窓事故
    寒さが緩み、窓を開ける機会が増えるこの時期にあわせ、NITE(製品評価技術基盤機構)は3月23日、窓c
  3. インターネット上で格安料金をうたい、作業後に高額料金を請求するロードサービス業者とのトラブルが複数発c
  4. 東京都健康安全研究センター
    京都府で昨年、店舗で購入した生食用牛肉(ユッケ)を食べた90歳代女性が腸管性大腸菌O157に感染してc
  5. スマートフォン
    就寝前のデジタルメディア利用は、子どもの睡眠時間の短縮や睡眠の質低下につながる――。こうした研究報告c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る