日弁連「新型コロナ法律相談」、期間延長 受付時間も拡大

日本弁護士連合会は、4月20日から電話とウェブで受け付けてきた「新型コロナウイルス法律相談事業」を6月19日まで延長し、受付時間も1時間拡大させた。従来は5月19日までの実施としていたが、感染拡大による影響が長期化していることに対応した。ウェブサイトは従来通り毎日24時間受け付ける。初回相談は無料。

この法律相談は、各地の弁護士会が連携し、一般市民の新型コロナに起因する悩みごとを担当弁護士が電話で対応するという事業。電話とウェブから相談の申し込みを受け付け、最寄りの弁護士会が折り返し電話をかけて、相談担当弁護士へとつなぐコールバック方式で実施する。

変更された相談事業の概要は以下の通り。

 ▽受付期間:6月19日(金)まで
 ▽全国統一ダイヤル(0570-073-567)は平日11時~15時までの4時間(土日祝日は受付なし)
 ▽ウェブは日弁連ウェブサイトから毎日24時間

日弁連によると、これまでに雇用や休業手当、賃貸借、公的支援制度、結婚式やイベントのキャンセル料、家庭内のDV・虐待に関する相談が寄せられた。今後は資金繰りや借入金の返済に関する相談の増加が見込まれるという。

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