ネット通販の商品を原寸大で表示 埼玉県がソフト試作、無償提供

「届いた商品がイメージと違う」「想像していた大きさと違った」――。

実物を確認できないネットショッピングではこうしたトラブルも起きているが、埼玉県はウェブサイト上で商品を原寸大に表示できるソフトウェアを開発した。現在、体験サイトを立ち上げ、希望者にはプログラムを無償提供している。

県の発表によると、どのサイズのディスプレイにも原寸大で表示することが可能。ウェブサイトにアクセスするだけで利用することができ、画像作成はA判用紙を背景に被写体を撮影し、背景の大きさに切り抜くだけだという。ネットショッピング以外にも様々な活用法が想定され、学校教育では昆虫や動植物を実物大で表示させたり、外食産業ではデカ盛りメニューのPR、農林水産業では農作物や養殖魚の生育状況の確認、製造業では試作品の大きさ確認などが見込めるという。医療分野での活用も視野に入れる。

このソフトは埼玉県最新映像活用実証実験事業をもとに試作。県は「ネットショッピングの利便性向上は更なる産業振興につながる」としている。

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