高速道の完全ETC化へ対策要望 値上げによる渋滞緩和も視野

首都圏の九都県市は、国に対し、高速道路の完全ETC(自動料金収受システム)化に向けて取り組みを加速させるよう要望することを決めた。8月27日に小池百合子都知事が国土交通省を訪れ、赤羽一嘉国交相に要望書を手渡す。完全ETC化が実現すると料金所の撤廃や混雑状況に応じた料金施策が期待できるという。

首都高のETC利用率は約96%にのぼるといい、完全ETC化を実現できると将来的に本線料金所の撤廃と運営コストの削減につながるほか、課題となっている渋滞対策として、混雑状況に応じた料金施策の導入が期待できるという。

要望書によると、九都県市は国にさらなるETCの普及促進やETC専用入口の整備を要望。現金払い車両の対策としてICT技術の活用による打開策の検討などを求める方針だ。

関連記事

消費者運動年鑑2022

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. NITE上げ下げ窓事故
    寒さが緩み、窓を開ける機会が増えるこの時期にあわせ、NITE(製品評価技術基盤機構)は3月23日、窓c
  2. インターネット上で格安料金をうたい、作業後に高額料金を請求するロードサービス業者とのトラブルが複数発c
  3. 東京都健康安全研究センター
    京都府で昨年、店舗で購入した生食用牛肉(ユッケ)を食べた90歳代女性が腸管性大腸菌O157に感染してc
  4. スマートフォン
    就寝前のデジタルメディア利用は、子どもの睡眠時間の短縮や睡眠の質低下につながる――。こうした研究報告c
  5. 消費者庁
    ◎「契約の成立の時期」に関する正答率、19歳以下が高く 消費者庁は2月2日、「消費生活意識調査結果c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る