【米国】冬はタイヤのパンクに注意 寒いと空気圧が低下

自動車用タイヤの空気圧を監視する「TPMS」(タイヤ空気圧監視システム)。米国では2009年9月からすべての新車に義務付けられたが、米消費者団体コンシューマー・リポートは「義務化以降、冬に警告を発する頻度が高まることに気づくドライバーも多い。その主な理由は気温の低下だ」と解説し、警告灯が点灯していなくても定期的にタイヤの点検を行うよう呼びかけた。

同団体によると、気温がぐっと下がる秋から冬の早朝に警告灯が点灯することが多いが、「必ずしもパンクしているわけではなく、気温の低下によりタイヤの空気圧が低下したためだ」と説明。気温が華氏10度(摂氏12.2度)下がるごとに空気圧が1平方インチ当たりおよそ1ポンド低下するとし、「警告灯が点灯したらできるだけ早く空気を補充してほしい」と呼びかけた。

また、「TPMSが搭載されているからタイヤの点検をしなくてもいい、というわけではない」と指摘。TPMSは原則、走行中のタイヤの空気もれを監視するものであり、メンテナンス時期を知らせる機能はないという。コンシューマー・リポートは「タイヤの空気圧は月に最低1回、ゲージ(計測器)を用いてチェックすること。冬はドライバーにとって、空気の補充と空気圧チェックに忙しい時期だ」と呼びかけている。

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