キリン生茶、ラベルレスで1本ずつの販売実現 シールに表示記載

キリンビバレッジは4月25日、ペットボトル本体にラベルを巻いていない「紙シール付ラベルレス」生茶をテスト販売すると発表した。今回は1本ずつの販売とし、必要表示内容は小面積の紙製タックシールに記載する。6月7日から首都圏エリアの一部の量販店で販売開始する。

キリン生茶紙シール付ラベルレス

同社は生茶を環境対応の主要ブランドと位置づけ、プラスチック使用量削減の取り組みを進めてきた。ラベルレス商品については6本パックやケース販売専用商品を展開してきたが、今回は1本ずつの販売が可能となる方式を採用し、環境対応商品の展開を加速させる。

タックシールはこれまでプラスチック製が主流だったが、ラベル製造大手フジシールとの取り組みにより、新たに紙製のものを開発した。跡残りしにくいのりを採用し、通常のラベルよりもはがしやすく、ペットボトルの分別がしやすくなる。今回の生茶のラベルにおけるプラスチック使用量はラベルを巻いた通常の生茶と比べて約7%となり、テスト販売では約1トンのプラスチック使用量の削減を見込んでいる。

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