消費者月間シンポジウム、3年ぶり開催 新たな法制度を紹介🔓

成年年齢引下げに伴う消費者トラブル防止への環境整備をテーマとした5月の「消費者月間」は、コロナ禍の中、各地で関連講座や啓発活動が取り組まれた。消費者庁は5月20日に「消費者月間シンポジウム」を開催、被害防止への注意を呼びかけるとともに、年齢を問わず発生する被害の実態、その深刻さと対応策などを話し合う3つの分科会を開いた。

消費者月間シンポジウム

3年ぶりに開かれた消費者月間シンポジウムで消費者庁の取り組みを紹介する伊藤明子長官(5月20日、全国都市会館にて)

5月26日には「消費者支援功労者表彰」の表彰式も開催し、若宮健嗣消費者担当大臣が15個人・団体を表彰、今後の活動に期待を表明した。3年ぶりの消費者月間シンポジウムでは新しい消費者関連法制度に基づく新しい施策導入も紹介され、消費生活の「安全・安心」の確保へ向け、具体的制度の内容、消費者問題の重要性などが説明された。

消費者庁が5月20日に全国都市会館(東京都千代田区)で開いた「消費者月間シンポジウム」は2019年以来3年ぶり。参加者は「コロナ感染防止対策」を踏まえ「会場」と「オンライン」のうち、どちらかを選択する形で参加した。3つの分科会ではテーマごとに問題の深刻さや課題、対応施策などが消費者庁担当者から紹介された。

シンポジウムでは「18歳から大人ってどういうこと?」と題した動画が配信され、若者トラブル例に詳しい菊間千代弁護士が若者被害の傾向や回避・解決策を説明…(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」6月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. フランス消費者同盟
    中国家電大手ハイセンスのテレビの品質が著しく向上していることが、フランスの消費者団体UFCの商品テスc
  2. 大正製薬に行政処分
    消費者庁は11月13日、大正製薬が販売する「NMN taisyo」と称するサプリメントに関する表示にc
  3. APLジャパン
    ◎海外の安全施策踏まえ日本の課題紹介 製品メーカーや販売店をはじめ、研究者、一般消費者なども対象にc
  4. パブリック・シチズン
    トランプ次期大統領から政府効率化省の共同責任者に任命されたイーロン・マスク氏が11月27日、自身が所c
  5. 日本消費者協会田中大輔さん
    日本消費者協会理事・事務局長 田中大輔さん ◎適正・的確に消費者情報を発信へ 「利便性向上の影でc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る