食品表示年末一斉取り締まり 訪日外国人にアレルギー情報提供へ

消費者庁は食品衛生の監視指導強化が実施される年末、食品の表示・広告の適正化をめざして都道府県等と連携し、食品表示法の規定に基づき「年末一斉取締り」を実施することを明らかにした。実施は12月1日から31日まで。

主な監視指導事項はアレルゲン表示、保健機能食品を含む健康食品関連表示、生食用食肉・遺伝子組み換え食品等に関する表示の適正化など。

消費者庁

都道府県と連携して食品表示の年末一斉取り締まりを実施する消費者庁(11月17日、消費者庁にて)

今年は訪日外国人向け食物アレルギーに関する情報提供活動も予定している。訪日外国人が利用する飲食店などに対し、アレルギーに関するポスターの掲示、チェックリストを活用しての普及啓発の取り組みを要請する。

また、遺伝子組み換え食品に関する新表示制度の周知啓発への協力も要請する。「遺伝子組換えでない」という任意表示が来年4月から変更されることについてパンフレットなどを配布して情報提供活動を実施する。これら活動の推進を通して食品関連事業者への周知啓発も図っていく予定だ。

(本紙「ニッポン消費者新聞」12月1日号より転載)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. こどもの事故
    ゴールデンウィークを控え、宿泊先や親戚の家に置かれた製品で子どもが思わぬけがをする可能性があるとしてc
  2. 電話相談
    大阪弁護士会の消費者保護委員会は4月26日・27日の両日、紅麹サプリ健康被害110番を実施する。小林c
  3. 豪州消費者団体Choice
    住宅ローンや家賃に関する苦情が増加しているのは銀行が苦境に立たされている人を十分支援していないからだc
  4. 鶏肉
    日本政策金融公庫が実施した畜産物の購入に関する消費者動向調査によると、食肉と牛乳について、およそ6割c
  5. コンシューマーリポート
    4月22日のアースデイを前に、米国の消費者団体コンシューマー・リポートは気候変動が消費者の財布に与えc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る