自転車は点検と正しい利用を 新生活と青切符制度スタート踏まえ

新年度が始まり、自転車を新たに利用する人が増えている。これを受けて、NITE(製品評価技術基盤機構)は4月23日、毎年事故が相次いでいるとして定期的な点検と正しい利用の徹底を呼びかけた。さらに、今年4月から青切符制度がスタートしたことにより、自転車の安心安全への関心が一層高まっている。NITEは「青切符制度の導入により、原則として自転車も車道側を走行しなければならない。車道で転倒した際には、より大きなリスクにあうケースがあるので、日々の点検を怠らず、安全に乗車してほしい」と話す。

自転車事故

傘や買い物袋の巻き込み事故に注意。前輪がロックし転倒する危険性がある(NITE事故再現テストより)

NITEによると、2025年までの5年間に発生した自転車事故は合計299件。そのうち約8割にあたる244件が重傷事故であり、転倒による骨折などのケースも報告されている。年代別では、10歳代が57件と突出して多く、次いで40歳代が33件、50歳代が30件と続いている。

事故は「走行中にハンドルがロックした」(40件、うち重症37件)、「異物が挟まる・接触するなどしてロックした」(26件、うち重症23件)などの状況で多発していた。NITEは乗車前および定期点検に加え、ハンドルに傘や買い物袋をぶら下げないよう注意を呼びかけた。

点検ポイントは▽ブレーキの効きが甘くないか▽泥よけが曲がったり外れたりしていないか▽チェーンにたるみやさびがないか▽車輪やハンドル、ペダルに緩みやがたつきがないか――など。また、リコール対象製品による事故も多く発生しているため、リコール情報の確認も重要という。

NITEは「自転車は手軽に利用できる一方で、万が一事故になると大きなけがにつながることもある。不具合に気づかないまま乗車しないよう、日頃の点検を心がけて安全に自転車を利用してほしい」としている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. オーストラリア競争・消費者委員会
    オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は4月24日、消費者の権利の一つである「消費者保証」に関c
  2. 自転車事故
    新年度が始まり、自転車を新たに利用する人が増えている。これを受けて、NITE(製品評価技術基盤機構)c
  3. NCL
    航空会社がポイント(いわゆるマイル)の価値を不当に引き下げたり、特典交換時に不当に手数料を徴収したりc
  4. 東京都庁
    東京都は4月22日、小池百合子都知事の附属機関である都消費者被害救済員会が審議していた「家庭教師及びc
  5. 東京消防庁
    東京消防庁のまとめによると、2011年から2025年までの過去5年間に、「歩きスマホ」事故により17c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る