【米国】航空ポイント保護法案再提出 不当な交換手数料など禁止

航空会社がポイント(いわゆるマイル)の価値を不当に引き下げたり、特典交換時に不当に手数料を徴収したりすることを禁じる「ポイント保護法案」(Protect Your Points Act)が3月26日、ディック・ダービン米上院議員によって再提出された。

これを受けて、米老舗消費者団体のナショナル・コンシューマー・リーグ(NCL)は、航空業界のマイレージプログラムの不透明さを批判し、「消費者は少なくともポイントの価値下落といった問題に関して保護されるべきだ」と主張。法案を強く支持する意向を示した。

法案の主な柱は▽少なくとも1年間の予告なしにポイントの価値を下げることを禁止する▽獲得したポイントに有効期限を設けない(ポイントの失効をなくす)▽特典交換時の不当な手数料を禁止する▽特典ポイントのドル建て価値に関する透明性を高める――などだ。プレスリリースにおいて、ダービン議員は「航空会社が魅力的な特典プログラムを宣伝して消費者を欺き、予告なしにポイントやマイルの価値を下げるような行為を防ぐために必要な法案だ」と訴えた。

ダービン議員は以前から、「マイレージプログラムやロイヤルティプログラムを巡って、航空業界が不公平かつ欺瞞的な慣行を行っている」と繰り返し非難しており、運輸省や消費者金融保護局に必要な措置を求めてきた。さらに2024年9月にはポイント保護法案を提出し、注目を集めた。

航空ポイントは消費者の意思決定に大きな影響を与える要素となっている。NCLは「ダービン上院議員が、しばしば不透明なこの業界に光を当ててくれたことに感謝する」とコメント。消費者が獲得した航空ポイントを保護する法案を強く支持する意向を表明した。

ダービン議員は現在81歳で、来年初めに引退する予定。複数の報道機関は、この法案の成立については不透明だと伝えている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. オーストラリア競争・消費者委員会
    オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は4月24日、消費者の権利の一つである「消費者保証」に関c
  2. 自転車事故
    新年度が始まり、自転車を新たに利用する人が増えている。これを受けて、NITE(製品評価技術基盤機構)c
  3. NCL
    航空会社がポイント(いわゆるマイル)の価値を不当に引き下げたり、特典交換時に不当に手数料を徴収したりc
  4. 東京都庁
    東京都は4月22日、小池百合子都知事の附属機関である都消費者被害救済員会が審議していた「家庭教師及びc
  5. 東京消防庁
    東京消防庁のまとめによると、2011年から2025年までの過去5年間に、「歩きスマホ」事故により17c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る