18年度相談件数、一転増加に 架空・不当請求1.5倍 東京都

東京都消費生活総合センターに寄せられた2018年度消費生活相談件数は、前年度比5.5%増の2万9384件(速報ベース)だった。相談件数は2014年度(3万3692件)以降、3年連続で減少していたが、増加に転じた形。「架空・不当請求」に関する相談が45.6%増の6373件と増加し、「高齢者」の相談も32.2%増の9707件となった。

商品・サービス別では「商品一般」が前年度比3倍超の4895件と急増。法務省などをかたる架空請求ハガキに関する内容が目立った。一方、大手通販サイトを名乗るコンテンツ利用料の架空請求の相談は減少していることがわかった。携帯電話、スマートフォンなどの移動通信サービスの相談も減少した。

同センターは相談の特徴などを詳しく分析した概要版をとりまとめ、公表する予定だ。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 水
    ニュージャージー州が起こしたPFAS汚染訴訟を巡り、訴えられた化学大手3社は8月4日、25年間に渡りc
  2. エシカル消費ってなあに
    各府省庁の取り組みを紹介する夏休み恒例イベント「こども霞が関見学デー」が8月6日と7日、霞が関の行政c
  3. 家電製品PLセンター
    ◎前年比10%増の370件 備え付け工事や性能への苦情目立つ 家電製品の事故を巡る裁判外紛争解決機c
  4. 農林水産省
    農林水産省は、全国のスーパーで7月21~27日に販売されたコメの平均価格は5キログラム当たり3625c
  5. 国民生活センター
    「+」から始まる不審な国際電話は詐欺の可能性が高いとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。代c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る