有害な有機フッ素化合物汚染検証へ 水といのち守る全国連

結成45周年を迎えた「きれいな水といのちを守る全国連絡会」は10月26日、有機フッ素化合物の水道汚染状況を検証する45周年記念集会を都内・全水道会館(東京都文京区)で開く。当日は高濃度汚染が検出されている沖縄県から水道局職員が参加し、同県での有機フッ素化合物の汚染実態とその対策などが報告される。記念集会は10月26日午後2時から。

有機フッ素化合物の水汚染は、20年前から国際的に問題視されてきた。各国の河川、飲料水から有機フッ素化合物が検出され、人体汚染が懸念されてきた。イルカ、アシカ、鵜(ウ)などの野生生物や魚介類からの検出も相次ぎ、人間からは血液、臍帯血(へそのオ)からの検出も報告されている。

この物質はフッ素樹脂加工品の製造補助剤として利用される。本来自然界には存在しない物質で、残留性は高く、使用関連製品は幅広い。コーティング剤、水をはじく撥水剤、防汚・防水・防さび剤、合成界面活性剤、さらに、ホットプレート、炊飯器の内鍋、油ものを包む食品用プラスチック包装紙、衣類の防水剤など、枚挙にいとまなしの状況だ。2000年代に入り、一部の有機フッ素化合物「PFOS」が禁止措置となったものの、その代替品による環境汚染が進行していることも指摘されている。特に沖縄では基地周辺の湧き水、河川水から高濃度で見つかっているという。

「きれいな水といのちを守る全国連絡会」は、「本州の河川、井戸水からも検出しているとの報告がある」「水道水への汚染も心配される」とし、その汚染実態を検証することにしたという。当日の記念集会では、「自治・人権・公共財産としての水」をテーマとしたDVD「どうする日本の水道」の上映も予定されている。

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