米大統領選、少額寄付者が主導権 巨額献金上回り最大勢力に

来年秋の米大統領選挙に向けた民主党の指名争いで、200ドル未満の少額献金総額が巨額献金総額を上回ったことが11月7日、非営利団体U.S.PIRGの調査でわかった。同団体は「小口の寄付とその寄付者が大きな発言権を持つことになった。長年、巨額献金なしに大統領の座に就くことは不可能だったが、資金集めの能力ではなく、国民の支持を得た候補者が選ばれる選挙となる」とコメントした。

民主党指名争いへの出馬表明者の集金状況を分析したところ、200ドル未満の少額寄付の総額が全体の35.5%を占め、巨額寄付(34.4%)、政治活動委員会(PAC)からの寄付(16.7%)、自己資金(13.4%)をそれぞれ上回り、資金源としては最大勢力となった。

少額寄付総額は、前回(2016年時)の大統領選時の9964万ドルを1億ドル上回り、1億9198万ドルと2倍近く増加した。最も多くの選挙資金を集めたバーニー・サンダース上院議員は7416万ドルのうち4296万ドル(58%)が少額寄付によるもの。続くエリザベス・ウォーレン上院議員も6021万ドルの半数超(53%)を少額寄付で集めた。

U.S.PIRGは「少額寄付者が選挙に積極的に関与することは、巨額献金の影響を減らすことにつながり、民主主義の健全性を示す良い兆候だ。候補者は業界の利益ではなく、国民の利益のために何ができるかを説明する責任が生じてくる」と強調している。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 味ぽんラッピング電車
    ◎相性の良さを車両や中吊りでアピール 味ぽんとアジフライの相性の良さをアピールするため、ミツカンはc
  2. スバルファイブスター大賞
    国土交通省とナスバ(自動車事故対策機構)が実施する2023年度自動車アセスメントにおいて、スバル「クc
  3. 日本毛髪工業協同組合総会
    ◎取引ガイドラインの遵守・普及も積極化 「日本毛髪工業協同組合」の54回目にあたる定時総会が5月9c
  4. ゴマ
    米食品医薬品局(FDA)と米農務省(USDA)が公表した2023年の食品リコールは300件以上にのぼc
  5. 全葬連通常総会
    ◎事業者届出制度の導入も働きかけ 全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)は5月30日、第49回通常総c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る