米ウォルマート、年会費制サービス開始へ アマゾンに対抗

スーパー世界最大手のウォルマートが今月末にも年会費制サービス「ウォルマート+(プラス)」を開始するとの観測が流れている。「Amazonプライム」に対抗し、食料品の当日配送やガソリン代割引サービスなどが利用できる。消費者情報サイトのConsumerAffairsなどが伝えた。

ウォルマート+

ウォルマート+のトップページ。現在は「Coming soon」の文字が表示されている

年会費は98ドル。4月をめどに開始する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により延期していたという。

ウォルマートが5月に発表した2021年度第1四半期(2-4月期)決算は増収増益となり、新型コロナ禍にあって地力を発揮した形。トイレットペーパーや衛生用品、洗剤などの需要が急激に伸び、既存店に加え、ネット通販も絶好調だった。一方で他の小売店と同様、巨人Amazonとの競争に苦慮しているという。Amazonが年会費制サービスを開始したのは2005年で、会員数は現在、世界各国の1億5千万人をほこる。

「ウォルマート+」については対象エリアなどの詳細は明らかになっていないという。

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