【豪州】交換が必要な家庭用品を列挙 プラ製まな板は1年ごとに

豪州の消費者団体CHOICEは8月19日、健康・安全・エネルギー効率などの面から定期的な交換が必要な家庭用品を紹介し、消費者に改めて点検を呼びかけた。

まずは「まな板」。衛生面から小まめに洗ったり買い替えたりするキッチンクロスやスポンジと同じように扱う必要があるとし、表面が摩耗したら交換時期だと説明。木製まな板は5年、プラスチック製まな板は少なくとも12カ月が目安だとした。

古い「シャワーヘッド」も新製品への交換を推奨。現在出回っているシャワーヘッドは驚くほど節水性能が高く、水道代や光熱費を考えると買い替えが得策だとした。平均的なシャワーヘッドの水量は毎分約9リットルだが、一部の節水タイプのシャワーヘッドはその半分。水量が落ちることを懸念する必要もなく、シャワーの楽しみはそのままに節水が可能だという。毎分9リットルの製品を7.5リットルの製品に交換するだけで年間5000リットルの水を節約できるという。

また、「マットレス」や「枕」も定期的な交換が必要。優れたマットレスの製品寿命は平均8年で、寝具を適切な時期に交換することは睡眠の質の維持にもつながる。交換時期を科学的に示すことは難しいが、CHOICEは「マットレスを掃除する際、数カ月ごとに表裏をひっくり返せば寿命を延ばすことができる。交換時期は寝心地が悪くなったり、においがしたり、形が崩れてきた時だ」と説明。約8年~10年が目安だとした。

そのほか浄水フィルター、白物家電、煙探知機、スチームモップ、おもちゃなどを挙げ、メーカーの取り扱い説明書を確認して適切な時期での交換や買い替えを呼びかけた。

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