ヒーブ協議会が総会、活動テーマ決定 新代表に中村尚美さん

日本ヒーブ協議会は4月15日、今年度定時総会と記念講演会を開催、今後の活動方針を決めた。総会では代表理事に前年度までの吉村美衣子さん(損害保険ジャパン)に代わり、中村尚美さん(日新製糖)が就任、新たな体制としてスタートした。副代表理事には影田明日香さん(アンデルセン・パン生活文化研究所)と鈴木聖子さん(明治安田生命保険)が選任された。

今年度の活動テーマは「三位一体のデザイン型共創社会にむけたアクション―Innovationのつぼみを膨らませよう―」。今年度テーマについて新代表理事の中村さんは「デザイン型共創社会に向け、大きく揺れ動く社会の中での経験を成長の糧とし具現化されたものの実践を試み、さらに充実させていくフェーズとして今年度のテーマとした」と「レポートヒーブ」(2022Vol.80)で説明している。

また、今後の活動方針として「生活者視点と経営視点の二つを併せ持つヒーブ視点を強みにヒーブならではの価値創造が企業活動へ、そして社会への貢献となるよう活動を行っていく」としている。

記念講演会では一橋大学ビジネススクール客員教授の名和高司さんが「パーパス経営」について報告。「新SDGsと志本主義経営、30年先の視点から経営を捉える」という副題で、「パース経営」の説明、「資本主義から志を基本とする志本主義」への移り替わりの必要性、その要件と前提などを説明、パーパス経営を推進させるヒーブの活動にエールを送った。

日本ヒーブ協議会は「ヒーブのパーパス実現に向けた実践」をもとにまとめたBOOKを発行。「本音で共創する組織(チーム)づくりへの挑戦」と題したもので、7月に開催予定の公開講演会でも紹介していくとしている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」5月1日消費者月間号より転載)

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 松永和紀さん
    ◎大阪消団連主催の講演会で 「今回の制度改正では再発防げない」と指摘 食品安全委員会委員を務める科c
  2. オーストラリア競争・消費者委員会
    オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は9月23日、スーパー大手のウールワースとコールズの豪州c
  3. キッズデザイン賞
    ◎消費者担当大臣賞は「キッズフリマ」が受賞 子どもの視点を持つ優れた製品や施設、取り組みなどを表彰c
  4. 東京都商品等安全対策協議会
    水辺のレジャー中の水難事故が毎年発生していることを受け、東京都は9月19日、都商品等安全対策協議会(c
  5. コンシューマーリポート
    入浴中の赤ちゃんの死亡事故が発生している「乳児用首浮き輪」を巡り、米国消費者製品安全委員会(CPSCc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る