【仏国】チラシ歓迎ステッカーで郵便受けへの投函抑制 実証実験

ごみの削減をめざし、フランスでユニークなポスティングチラシ抑制実験が9月から始まった。2021年8月に公布された気候変動対策・レジリエンス強化法に基づくもので、11都市が参加し、「チラシ歓迎(OUI PUB)」ステッカーが貼られていない郵便受けへの投函を禁止する。2004年に国家廃棄物防止計画の一環として導入された「チラシお断り(STOP PUB)」ステッカーとは正反対の施策で、3年にわたり削減効果を検証した後、全国への導入の可否を決める。

年内までにさらに3都市が加わる見通しで、計260万人が対象となる大規模実験となる。

フランスでは年間約90万トン、1世帯当たり30キロ以上ものポスティングチラシが配布され、ほぼ読まれることなく廃棄されていた。実証実験が行われない地域では引き続き「チラシお断り」ステッカーを貼ることができる。仏消費者団体UFCの調査によると、「チラシお断り」ステッカーを貼った場合、投函枚数が平均93%減少することが確認されたが、国の周知が十分ではなく、利用した世帯は全体の2割強にとどまっていたという。

(本紙「ニッポン消費者新聞」10月1日号より転載)

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