食品安全委員会、PFASを自ら評価 ワーキンググループ設置へ

有害性が指摘されるPFOSやPFOAを含む有機フッ素化合物の総称「PFAS」について、食品安全委員会は2月7日、ワーキンググループ(WG)を設置して自ら評価を行うことを決めた。2月27日に第1回WGを開き、座長選出などの手続きを進める。現在、厚生労働省と環境省が水質の目標値設定の検討に乗り出しており、食品安全委員会は「両省の検討に資するような科学的助言を行うことに向けて議論を進める」としている。

新たに設置されるのは「有機フッ素化合物(PFAS)ワーキンググループ」。海外のリスク評価の動向などを収集し、まずは厚労・環境の両省に科学的な助言を行っていく方針だ。

PFOSとPFOAを巡っては2020年4月、水質管理上の暫定目標値(PFOSとPFOAの合計値として1リットル当たり50ナノグラム)が設定されたが、この目標値を上回る検出事例が全国で相次ぎ、問題化していた。

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