国際葬儀連盟会長に就任 全日本葬祭業協同組合連合会

全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連・石井時明会長)は10月25日に熊本市で全国大会を開き、同連合会副会長・北島廣さんが国際葬儀連盟(FIAT-IFTA)の会長に就任したことを発表した。FIAT-IFTAは88カ国が加盟する世界の葬送儀礼文化事業の国際組織。全葬連の前会長・故松井昭憲さんがFIAT-IFTAの名誉会長に推戴されたことも報告された(熊本全国大会の模様はニッポン消費者新聞11月1日号に特集記事を掲載)。

全日本葬祭業協同組合連合会

世界大会への全葬連代表団(9月28日、ボリビア・サンタクルス市)

FIAT-IFTAは1970年に発足。88カ国・地域が加盟する国際的な葬祭事業者団体で、世界各国の葬送儀礼文化の発展へ向けた事業・支援活動や、加盟国同士の文化交流を支える活動を展開している。

日本からは唯一、全葬連が加盟。9月にボリビア・サンタクルスで開催された世界大会では、2020年までの任期2年のFIAT-IFTA会長に、全葬連副会長の北島廣さんが選任された。同時に、今年1月に逝去された全葬連前会長・松井昭憲さんが生前の功労を称えられて、FIAT-IFTA名誉会長に推戴された。

2020年には日本でFIAT-IFTA世界大会が開催されることも決定。全葬連の活動が国際的に評価されていることが示された。グローバル化による訪日外国人の増加など葬儀分野での課題も散見している中、全葬連では「日本を代表して世界各国をリードしながら、健全な葬送儀礼文化の普及と発展に尽力し、文化交流においても様々な事業を通して世界に貢献していく」と抱負を表明している。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 消費税
    米スーパー大手のターゲットは3月14日、アイテム数を10個以下に制限した「エクスプレス・セルフチェッc
  2. 東京消防庁
    歩きながら、もしくは自転車に乗りながらスマートフォンの画面を見たり操作したりする「歩きスマホ」の事故c
  3. ミツカン味ぽん
    ミツカンが1970年代から提案を続けている「焼肉×味ぽん」が最強の組み合わせであることが、味覚センサc
  4. トウモロコシ
    米国の消費者団体コンシューマー・リポートが「驚くべき健康効果を持つ7つの食品」の一つとして、ポップコc
  5. 消費者庁
    消費者庁は1月1日に発生した能登半島地震に関連した消費生活相談について、地震発生後1カ月間(1月1日c

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る