【豪州】スーパーの特価表示「わかりにくい」 透明性を要求🔒

スーパーで目につく「スペシャル」、「値下げ」、「毎日低価格」、「在庫限り」などの強調表示について、豪州の消費者団体CHOICEが表示の透明化を求めるオンライン署名運動を展開している。同団体が大手スーパーの「値下げ」表示を調査したところ、数年前の販売価格との比較だったり、特売用の黄色い値札に通常価格を表記したりする事例が確認された。オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)もスーパー業界への調査に乗り出しており、今後、値札表示のルール作りにつながる可能性がある。

CHOICEの調査によると、スーパー大手コールズが「毎日10ドル、2023年10月31日まで価格固定」と表示しながら、設定期限を守らず「10ドル60セント」に値上げしていることが発覚。同団体がACCCに通報したところ、コールズが購入者数千人への返金を発表した。

また、「値下げ」表示の調査では、コールズが2017年、ウールワースが2020年の価格を記載して安さを強調していることが判明。そのほか、通常価格で販売しているのに特売用の赤や黄色の値札を使っているケースや……(以下続く)

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