【欧州】消費者団体がサイトの安全性診断ツール開発 詐欺防止へ

ポルトガル最大の消費者団体「DECO PROTESTE」は9月28日、悪意のあるサイトかどうかを診断するオンラインツール「このサイトは安全ですか?」を立ち上げた。検索バーにURLを入力すると、サイトの安全対策やウイルス感染、悪意のあるプログラムの有無などを評価し、警告を発する仕組み。同団体は「サイトにアクセスする前にフィッシング、マルウェア、ウイルス、その他の脅威があるかどうかを、このツールで確認してほしい」と呼びかけている。

サイト安全診断ツール

検索バーにURLを入力すると数秒で診断結果が表示される。WEBニッポン消費者新聞の判定結果は「安全とみられる」となった

診断ツールはオンライン詐欺対策の専門サイト「ScamAdviser」と共同で開発したもの。各国の法執行機関や規制当局、消費者保護組織が発信するアラートに加え、40以上のセキュリティ企業や独立機関が提供する信頼スコアに基づいてサイトの安全性を診断しているという。

検索バーにURLを入力すると、数秒で結果が表示される。ただし、サイトのセキュリティに関する結果のみが表示される設計で、DECOは「サイトで販売されている商品やサービスの品質、配送・返品条項、ポリシーなどはまったく判定していないので注意してほしい」としている。

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