【豪州】幼児用製品の安全性を最優先 ACCCが年次施策発表

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は6月15日、今後1年間の製品安全施策について、幼児用の消費者製品と幼児用の睡眠製品を最優先事項にすえると発表した。カトリオナ・ロウ副委員長は「最も弱い立場にある消費者層である幼い子ども達の問題に対処することは我々の製品安全施策の最優先事項だ」とコメントした。

具体的には、3歳未満を対象とした玩具、ボタン電池を搭載した製品、転倒する家具に焦点を当てた取り組みを展開する。また、幼児の死亡・傷害事故を防ぐため、傾斜型の睡眠製品、かご型のベッドやベビーベッド、バウンサー、睡眠補助製品などの安全性に取り組む。ロウ副委員長は「最も懸念される睡眠製品については調査を実施し、必要に応じて法執行措置を講じる」と強調した。ACCCは先週から傾斜スリーパーやロッカーなどの傾斜型睡眠製品に関する啓発キャンペーンを展開している。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. フランス消費者同盟
    動画投稿アプリ「TikTok」の複数のインフルエンサーが日焼け止めの危険性をあおり、使わないよう推奨c
  2. NCL
    米大リーグ、ワシントン・ナショナルズが観戦チケットを販売する際、手数料を開示していなかったなどとしてc
  3. 食品安全委員会
    食品安全委員会は7月23日、アレルゲンを含む食品のファクトシート(科学的知見に基づく概要書)を公表しc
  4. 東京都庁
    東京都は7月18日、2023年度インターネット広告監視事業の結果を公表した。1万6000件の広告につc
  5. コンシューマーリポート
    米消費者団体コンシューマー・リポートは7月12日、果物や野菜を洗う最も良い方法を示し、重曹や酢を用いc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る